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千年カルテニュースレター

千年カルテご参加医療機関の皆様いつもご協力いただき、大変ありがとうございます。今回は、これまでの経緯と今後について、ニュースレターとしてお届けします。新型コロナの影響でなかなか見通しが立たず、情報提供が大幅に遅れたことを深くお詫びいたします。


1)データセンターの現状:一昨年秋のデータセンター(EHR2)の更新に伴い、一時的にサービスを中断し大変ご迷惑をおかけしました。データ量の拡大に伴い、歴史的に、EHR1 (2002-2015)、EHR2 (2015-2020), EHR3 (2020-), EHR4 (2022-)と性能向上を図ってきました。現在は、EHR3がバックアップサービス(BCP)として稼働中で、一部の病院にはすでに試用していただいております。EHR4については基本機能は完成し、連携医療の詳細機能の詰めを行っているところです。EHR4稼働は本年春(6月ごろ)を予定しており、EHR3のBCP機能と連携してサービスを行います(並走)。現在、106の医療機関からセンターへ毎日100万ファイル/日を超えるデータが送られてきています。


2)患者向けデータ開示サービス(PHR)従来のPC、スマートフォン、ガラケイでおこなっていたサービスを、一昨年より、スマートフォンのみに絞り込み、新たに外部サービス(NOBORI社)と連携を開始しており、現在、京都大学病院、京都府立医科大学病院がこのサービスを利用中です。


3)連携医療前述のように、開発の最終段階になったEHR4で連携医療(B2B)サービスを開始します。今の所、サービスインは本年6月ごろが想定されています。


4)データの二次利用AMED研究事業(2015~2018)で研究契約を結んだ106の医療機関の半数以上が二次利用契約(次世代基盤法)を結んでおられます。収集されたデータは、ユニーク患者数で130万人に達し、製薬企業、大学などの利用が始まっております(15研究テーマ)。


今後、更に二次利用契約が進めば、二次利用ユーザーの更なる増加が見込まれます。ご協力をお願いいたします。


5)千年カルテシンポジウムニュースレターでは、具体的な詳細説明が難しいこともあり、オンラインシンポジウム開催を準備しています。当初、3月中にと計画していましたが、コロナの蔓延、年度末の病院の多忙などを考慮し、5月の連休明けを想定します。詳細が決まりましたら、アナウンスいたしますので、是非ご参加いただきたいと思います。


LDIホームページ  

をご覧ください。


6) 参考千年カルテのこれまでの経過を下記にまとめました。


ご参考まで。

千年カルテ2022 プロジェクトの概要とこれから
.pdf
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文責: LDI代表理事 吉原博幸

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